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いつ頃から住宅の柱が細くなったのであろうか。
部屋が小さく分割され、名前が付けられ、用途が特定される。
文明の利器の進歩により、太い丸太が細い材料に製材される。
合理的精神の発達で、少ない荷重には小さな部材で対応するようになるのだろう。
もったいないという意識もしぜんに生まれると思われる。
木造のたのもしさは、柱の太さにある。
太ければ太いほど安心感が生まれる。
つい 抱きしめたくなる。
太い柱が いとおしくなる。
ひろい部屋を太い柱で支えたい。
上階の荷重を支えるに充分な柱の太さがほしい。
おおらかな空間がほしい。
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